2011.11.02

鶴橋、午前八時

近鉄鶴橋駅にて大学のある方への電車を待っていたところ、先頭に並んでいる私の横にトロ箱が積んであった。とても魚臭い。鶴橋には市場があるので、朝の風景としてはそれ自体は珍しいわけではない。そこに急行が来た。うっかりこれに乗ると思ったより遠くへ運ばれてしまうので絶対に乗りたくないが、たまにうっかり乗ってしまう。今日はうっかりしてなかったので乗らなかったのだが、その急行のドア際のところに大柄な男が二人トロ箱を二つ乗せた。その男たちも乗るのかと思ったら、携帯電話でトロ箱を乗せた場所を説明してそのまま去っていった。電話の内容からして、そのトロ箱が目的地に着くのは小一時間後のようだ。小一時間ほどそのトロ箱は持ち主のいない状態でその車両に魚臭をまきちらしながら、置いてあるということになる。電車賃かかってるのかどうかわからないが、もし電車賃かかってるとしても通常の運送料より安いに違いなく、素晴らしいアイデアだとは思うが、このようなビジネスモデルが成り立つのも日本だけだろうなと思う。もし外国なら、目的地に着くころには、まあ盗まれてるわ。これが高信頼社会というやつ、お金で買えない価値というやつだ。ロスのない経済活動が(安全を買うための費用があらかじめ軽減される)可能になる理由だ。先進国というものはいくつもあるが、この面において我が国に匹敵するようなところが他にあるだろうか?いま、TPPとかいうのが世間をにぎわせているが、このような朝の風景を壊すことにならなければいいがと思う。
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